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■35mm(135)SYSTEM
<BODY>
●CANON EOS3
このカメラの最大のセールス・ポイントである「45点測距+視線入力」は誤作動が多く、測距エリアも中央に集中していて使いにくい。が、基本性能・仕様に目を向ければ、上級機ならでは、という部分も多く、主力機として使えるカメラ。E-TTLシステムによるストロボ調光も精度が高く信頼でき、スナップ撮りのような撮影には大変重宝するし、防塵・防滴構造はアウトドアでの撮影に心強い。しかし、レリーズ時の感触や音が粗野で、「使い心地の良いカメラ」とは言い難いことが残念。
●CANON EOS5
時代の流れからしてみれば過去のカメラになってしまった感はあるものの、5点しかない測距点も、今にしてみればEOS3のそれより遥かに使い易い。静かで小気味よいレリーズ音、比較的軽量で持ちやすいボディ。現在の同社の中級機にも上級機にもない良さを兼ね備えた完成度の高いマシン。私の周りでもこのカメラを未だに愛用するプロは多い。
●CANON EOS1000S
ビギナー向けの安価なカメラでありながら、撮影モードはフルスペック。条件付きではあるものの、仕事にも充分に使えてしまう、意外にも実力のあるカメラといえる。軽量・コンパクトなボディは、サブ機として携行するのに便利。
<LENS>
●CANON EF28-70mm f2.8L USM
キャノンが誇る超高性能レンズ「Lシリーズ」の標準ズーム。発色の鮮やかさ、抜けの良さは抜群。しかも、ズームでありながら湾曲収差は非常に少なく、建物など直線的な被写体を撮っても違和感は少ない。大変よく出来たレンズ。
● CANON EF70-200mm f2.8L USM
このレンズを使うたび、Lレンズの凄さを実感する。ニュートラルな発色、シャドウからハイライトまでの非常に精細なトーン再現、そしてどこまでも抜けの良い、澄み切った画質はとにかく素晴らしい。この性能を知った上で「大きい」「重い」「高い」などと述べるのはナンセンスというものだ。
●CANON EF20-35mm f3.5-4.5 USM
当初は広角ズームも「L」で揃えようと思っていたのだが、Lよりも最短撮影距離が短いと知ってこちらに決定した。描写は画面の周辺までシャープで高画質。
●CANON EF28-135mm f3.5-5.6IS USM
抜けの良さでという点では、Lシリーズと比較してしまえば一歩譲るものの、それでもこのレンズのシャープさはなかなかのもの。湾曲収差が大きいのは高倍率化の代償として諦め、上手に利用することにしている。
● CANON EF75-300mm f4.5-5.6IS USM
描写力という点では並みの並、といったところだが、コンパクトなボディにISを搭載した、機動性の良さは大変心強い。また、レンズの造りも意外にしっかりとしていて好感がもてる。街中でのスナップショット的な撮影などには大活躍するレンズ。
● CANON EF50mm f1.4 USM
「写真は50mmに始まり50mmに終わる」と言われるように、短焦点50mmの世界は奥深く、そして何より楽しい。このレンズを一本だけ、カメラに着けての「おでかけ」は、純粋な気持ちで写真を楽しむ「カメラ小僧」になれるひとときだ。画質は驚くほどシャープで抜けが良く、f1.4という開放値による浅い被写界深度ながら、USM搭載のおかげかAFも敏速で快適。カメラオタクな気持ちを刺激する、宝物にしたくなるレンズ。
■MEDIUM FORMAT SYSTEM
<6×45 BODY>
●MAMIYA 645 PRO TL
交換レンズの充実は勿論のこと、フィルムバックやファインダー類まで、ありとあらゆるパーツを選ぶことができるので、様々なスタイルの撮影に対応できる。測光方式やファインダー内の表示形式など、電子的なシステムは一昔前のものだが、裏を返せばシンプルで使い易い。マミヤのレンズは全般的に、レンズの描写傾向に一貫性があり安心感がある。逆光条件に対する弱さが気にかかるものの、それ以外ではクリアーで、かつ非常に滑らかな諧調表現をする。日没直後などの、デリケートな光線条件での撮影時にその魅力は最大に引き出され、それは時折、非現実的とも言える美しさをフィルムに焼き付けてくれる。
●PENTAX 645N2
AF機能はいうまでもなく、比較的軽量・コンパクトな設計にAV・TV・PのAEモード、アベレージ・スポット・マルチの測光方式、AEB機能、ミラーアップタイマーなどなど、今時の35mm判AFカメラ並みのスペックを備えている。レンズ群の描写性能ではマミヤに一歩譲る印象はあるものの、フィールドでの機動力という面では遥かに勝っているシステムと言えるだろう。
●MAMIYA SEKOR C 35mm f3.5N
35ミリカメラ換算で焦点距離22mm程度に相当する超広角レンズ。コントラストが高くシャープな描写、鮮やかな発色。フードが着かない設計なのが唯一の難点。
●MAMIYA SEKOR C 55mm f2.8N
35ミリカメラ換算で焦点距離35mm程度に相当する広角レンズ。コンパクトな造りと 2.8というそこそこに明るい開放f値のおかげで機動性は高い。
●MAMIYA SEKOR C 80mm f1.9N
いわゆる標準レンズ。開放f値1.9の、非常に明るいレンズ。35mmカメラと比較すると、もともと被写界深度の浅い645では、f1.9の開放値で撮影をすることはまずないが、ファインダーの見易さという点で価値が高い。
●MAMIYA SEKOR C 55-110mm f4.5N
時代遅れのねじ込み式金属フードと、最短撮影距離の長さはできれば何とかして欲しいところだが、概ね使いやすく、画質は勿論申し分ない。
● MAMIYA SEKOR C 105-210mm f4.5
望遠ズームながら、フィルター径58mmという、コンパクトサイズ。フードは着脱式ではなく、スライドさせて収納できるようになっていて大変便利。
●MAMIYA MACRO A 120mm f4.0M
定評の高いレンズ。このレンズを使いたいがために645PROを購入するフォトグラファーもいると聞く。マクロでもマミヤらしい独特の描写は変わらない。
●SMC PENTAX-FA645 33-55mm F4.5AL
中判では珍しい、 超広角域をカバーするズームレンズ。非常に精細な描写をするが、使用するフィルムと光線状態の相性によっては33mm側で色調がマゼンタにコケる(かぶる)ことがあり、注意が必要。
●SMC PENTAXFA645 55-110mm F5.6
利用頻度の高い焦点距離域の標準ズーム。画質・色調ともニュートラルで可も無く不可もない、といったところだが軽量・コンパクトな設計による機動力の高さは有難い。但しその代償か解放絞り値は5.6と暗め。
●SMC PENTAXFA645 150-300mm F5.6ED<IF>
この焦点域にしては軽量・コンパクトにまとまっていて、長玉の好きな私にはとても嬉しいレンズ。描写もニュートラルなので安心して使える。
<6×45 COMPACT>
●FUJIFILM GA645Zi Professional
ロケ用のサブ機として購入したオールインワンタイプの6×4.5フォーマットカメラ。 AF、AE、55-65-75-90の四段階パワーズームレンズを搭載していながら、軽量・コンパクトに仕上げられている。画質は一眼レフには及ばないものの、敢えて「Professional」と銘打つだけあって、コンパクトタイプにしてはなかなかのシャープさだが、トーンはやや堅めでシャドゥが潰れ気味。また、ワイド端では周辺光量の低下が著しく、その範囲が広いため、結果的に半段ほどアンダーな印象の写真になってしまう。そのためワイド端を使用する時だけ、半段プラスの露出補正をする必要があるのは面倒だ。フィルムの余黒部分に露出データが記録されるシステムは非常に便利。
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